東根市【2024.10完成】
「築100年の家に新しい温もりを。
部分断熱改修(リノベーション)で快適空間へ」
「冬の家が寒く、暖かな暮らしがしたいんです」そのメールをいただいたのは2023年の冬のことでした。
東根市にあるこちらの住宅は築100年余りの古民家。和室続きの昔ながらの日本家屋でした。
築100年の家には、昔ながらの良さが息づいていますが、冬の寒さはお施主様にとって長年の大きな課題でした。
そこで、冬でも温かさを損なわず生活できるよう、主に居住に使用していた部分の断熱改修を実施。
断熱・気密性を強化し、さらに改修部分は間取りも今の暮らしに合わせて大幅に変更を行いました。
これにより冬の寒さは格段に軽減され、動線もスムーズになり、居住空間が大幅に快適になりました。
また、外観も古民家の温かみをそのままに、改修部分の外壁を一新しました。
【活用補助金】
・先進的窓リノベ2024事業(環境省)※サッシ入替、ドア交換
【POINT】
●主に生活に使用していた部分のみを断熱改修
床・壁・天井に断熱材を設置し、断熱・気密性をUP
●茶の間・食堂・台所と別れていた
従来の日本家屋の間取りをLDKとして一つの空間に
●広かった玄関・土間も使いやすくコンパクトに
●トイレ・洗面脱衣室・浴室も一新。
断熱改修でヒートショックのリスクも軽減
築100年あまりの家には基礎がなかったため束石を設置。120㎜の断熱材を床下に設置しました。
天井には400㎜、壁には140㎜の断熱材を設置しています。
窓も改修部分は断熱性能を高めるため、トリプルサッシに入替えました。
玄関ドアも断熱性能を高めるものに変更しています。
また断熱改修と同時に間取りの変更も行いました。
茶の間・食堂・台所と別れていた、従来の日本家屋の間取りをLDKとして一つの空間に集約。
広かった玄関・土間も使いやすくコンパクトに。
トイレ・洗面脱衣室・浴室も一新。断熱改修の効果で各部屋の温度差が抑えられているため、
ヒートショックのリスクも軽減されています。